鎌倉彫の和タンスをリメイク②小引き出しを活かして収納付スツールに
鎌倉彫の和タンスの小引き出しを活かして、スツールにリメイクさせていただきました。
前回のブログでは、和タンスの引き戸部分を活かしてミニ本棚にリメイクしたお話をご紹介しました。
お客様からは当初「本棚か玄関用の椅子か、どちらか作れたら良いな〜」とご相談いただいていました。
でも、家具のお引き取り時にお打ち合わせが盛り上がり、その結果どちらも製作させていただくことになったのです。お客様に「欲しい」と思っていただけるご提案をできて嬉しいです♪
さて、お客様からご希望いただいたのは、”お出かけ前や帰宅時に玄関でちょっと荷物を置いたり腰を掛けたりできるような椅子”でした。
そして、玄関のスペースを圧迫してしまわないよう、あまり場所をとらずに済むような椅子にしたいとご希望いただきました。
そこで『家具作りたいおっさん』（ルーツファクトリー代表）が目を付けたのが、和タンス上部の小さな引き出し。
こちらの小引き出しのサイズに合わせて箱体を作り、収納付きのスツールにするのはどうかとご提案しました。
ちなみに、今までにもタンスの引き出しを活かして収納付きベンチにリメイクしたことがあり、ご好評いただきました。
その時は大きめの引き出しを使ったリメイクでしたが、小さな引き出しを使ってリメイクすることもできるんですね！お客様のオーダーに合わせてリメイクするルーツファクトリーの”オーダーリメイク”では、いろーんなことができちゃいます♪
和タンスから引き出しを抜き出し、お客様と一緒にサイズ感を確認しながらお打ち合わせしました。
さぁ、一体どのようなスツールが出来上がるというのでしょうか。
リメイク完成後はこちらです！
なんて可愛らしいんでしょう！
引き出しのサイズを活かし、W430×D430となっています。高さについては、座りやすさを考えて脚で高さを出して400mmとなっています。
椅子の座面生地についてはお客様からお任せいただいていました。そこで、候補の生地をいくつかピックアップしてその中からお選びいただきました。
淡いビーチ材のフレームに、生成りの座面。飾らない素朴な雰囲気に鎌倉彫の引き出し前板や繊細な取っ手金物が上品に映えますね。
引き出しにはスライドレールを付けて、小さな引き出しでも箱から抜け落ちないようにしました。
大きなタンスからこんなにもコンパクトな家具が、素材を活かしながらリメイクすることができるんですね。
ちなみに、可愛らしいサイズですが、座り心地は本格的なソファのようにふかふかで気持ち良いです。
外からお家に帰ってきた時に、ふぅっと一息つける椅子ができあがりました♪
さて、次回は和タンスの引き出しを活かしてリメイクしたもう一つの家具、ローチェストについてご紹介します。
冒頭に書いたように当初は本棚かスツールかどちらかをとご相談いただいていたのですが、お打ち合わせが非常に盛り上がり、なんとローチェストの製作もご依頼いただいたのです♪
お客様に「これは欲しい」と思っていただけたローチェストはいかに…！次回のブログをどうぞお楽しみに！
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ユリマタタ
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