ガラス扉をカット&構造の違う箱体をリサイズ!TVボードリメイク製作編
こんにちは、ユリマタタです。
今回は前回ご紹介したテレビボードのリメイクについて、製作の様子をご紹介していきます♪
お客様から、大きなテレビボードをローボードにしたいとご依頼いただいた今回のリメイク。

(リメイクする前のテレビボード)
ご新居のリビングスペースに合わせて、幅はそのままにテレビボードの上部を使ってリメイクすることになりました。
テレビボードの上部から作るということは、中央部分はそのまま使えるけど、左右両端の縦長部分はリサイズしないと使うことができません。

と、いうことは。
ガラス扉をカットする必要があります。
前回に引き続きガラス扉のリメイクの仕方がまったくイメージできないユリマタタ。だって、分解できるの?ガラス、カットできるの?
というわけで、工房での製作の様子を見てみることに。

まずは扉からガラスを外します。枠に溝が掘ってあり、そこにガラスが差し込まれ細い木の棒釘で打ちとめてあったようで、このように『内装バール』という工具を使いながら、外していきます。
外すとこの通り。

ガラスも枠も傷一つ付けることなく分解できました!
次にガラスをカットします。
ガラス専用のカッターでガラスに傷をつけて・・・

その傷を利用してパキッと割ります。

カッターを途中で止めたり二度切りしたりして傷がうまく付けられていないと、綺麗に割れなくなってしまうので気を抜けません!

ガラスをカットしたら、枠もカットして組み立て扉の形に仕立てていきます。

このガラス扉の加工は見た目通り大変だったらしいですが(しかし普通の手順ではあるらしい)、大変だったのはそれだけではなかったそうです。
本体の構造も、中央部分と両端部分では違った造りとなっていて、切り離してリメイクするのにすごく手間がかかったようです。

その他にも、本来取り外すことを想定されていない金具を綺麗に外して移植したり・・・

(樹脂製でできたスライド蝶番の台座。食い込んでいて取り出せないので木の方を丁寧に切り取っていったそうです。)
そうして手間を惜しまずリメイクして完成したローボードがこちら!

ところで、家具をリサイズする時は、手を加えたところに違和感が出ないように塗装し直したりすることも多いのですが、お客様から「なるべく元の家具をそのまま生かしてほしい」とご希望いただいていたので、今回ほとんど塗装しませんでした。
塗装をしたのは、新たに作った底板と脚フレームのみだそうです。

それでもこの自然な仕上がり・・・!一つ一つ丁寧に作業しているからこそですね。
ちなみに、脚フレームはお客様が昔ご購入されたというオーダーメイドテーブルの脚を製材して作りました。長手のみ材の長さが足りなかったので新たにオーク材を使っています。

美しく仕上がったローテーブルをお客様のもとにお届けすると、とっても喜んでいただけました!
納品後には「長年使ったお気に入りのテレビボードが、新しいマンションにぴったりの落ち着いたリビングボードに変身して嬉しく思います。」とメールもいただきました(^^)

ルーツファクトリーでは家具のリサイズを承っています。
「部屋のスペースに合わせてこの部分で切り分けたいけど、そんなことできるのかな・・・」
そんな時はどうぞルーツファクトリーにご相談ください!お客様のご希望に合わせてリメイクのご提案をします♪

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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