テーブルがツーウェイで使えるように♪ねじ込み式の脚をオーダー製作

　 　　

テーブルを座卓としてもダイニングテーブルとしても使えるよう、脚をオーダー製作させていただきました。

ある日、お客様から「大きな座卓を、高さが低めのダイニングテーブルとして使えるようにリメイクしたい」とご相談いただきました。

15年ほど前にご購入されたという無垢オーク材の座卓。

半円に近い形でW1500 D1000あり、ご友人が集まる際などに活躍したそうですが、普段はダイニングテーブルの方が使いやすく出番が少なくなってしまったとお客様は仰っていました。

「気に入っているから、脚を長くして普段使いのテーブルにできたら…」とお客様。元の脚の長さは300mmで、新しい脚は600mmにしたいとご希望いただきました。

また、脚からはボルトが出ていて、天板にクルクルとねじ込んで取り付けできるタイプで、新しい脚も同じようにねじ込み式で作ってほしいとご希望いただきました。

そこで、テーブル全体をお預かりしてリメイクさせていただくとなると送料など高くついてしまうので、今回は脚1本のみを工房に送っていただいてそちらをもとに新しい脚を製作させていただくことになりました。

お客様は「そんなこともできるんですね！たしかにその方がリーズナブルでありがたい！」と仰っていました。

さて、こちらがお預かりしたテーブル脚です。

曲線的にテーパーがかかったお洒落な脚です。せっかくなので、同じような印象となるように太さやくびれ方など合わせることにしました。

材料は、現在オーク材がかなり高騰していることもあり、お客様とご相談の上でビーチ材で製作させていただくことに。色味は元の脚と揃えて塗装します。

太さはφ110〜40mmに。くびれ方は、合わせるといっても長さが異なるので全体のバランスを見ながらより美しい仕上がりとなるよう調整していきました。

（製作中の写真）

そうして完成したテーブル脚がこちらです。

まさに元の脚がそのまま長くなったようなフォルムとなりました。

色味もよく合っています。

（元の脚【左】と新しく製作した脚【右】）

フォルムや色以外にも、もちろん天板への取り付け部分の仕様もバッチリ合わせました。

ボルトのネジ径や出具合を合わせて、天板にぴたりと取り付けられるようになっています。

新しく製作したH600の脚は、お預かりしていたH300の脚と一緒にお客様のご自宅にご配送しました。

発送後、「無事にお客様のお家に届いたかな、テーブルはイイ感じになったかな」とそわそわしていると、お客様からお写真付きでこのようなメールを頂きました。

「この度は、希望通りの脚を作成いただきまして、ありがとうございました！
先ほど届き、息子と設置。ピッタリでガッチリで最高です♪
永く愛用します！」

とっても素敵な仕上がりじゃあありませんか！椅子とのバランスもちょうど良いですね♪

お客様は「ツーウェイでも使えるようになる」と喜んでくださっているようでした。

お客様が大切にされてきたテーブルが日々の暮らしの中で使えるようになって何よりです。脚の製作をご依頼いただきありがとうございました！

ルーツファクトリー
ユリマタタ
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