お引っ越しに伴ってタンスをリサイズ。2列あった引き出しを1列に。
引き出しが2列4段あるタンスの片側1列を活かしてスリムサイズにリメイクさせていただきました。
お客様からご相談いただいたのは、こちらのタンスについてでした。
サイズはW1270 D435 H825で、左側に大きな引き出し、右側に小さな引き出しが配置されていました。
最上段の引き出しのデザイン、素敵ですね。
お客様はお引っ越しを控えていらっしゃり、こちらのタンスがこのままのサイズではご新居に搬入できずお困りだったようです。
最初にいただいたお問い合わせのメールには、「家選びに後悔していたところ、ルーツファクトリーさんのお仕事を知り、ぜひお願いしたいと思いました。」と綴られていました。
メールから、お客様のタンスへの思いがひしひしと伝わってくるようでした。
右側の小さな引き出し1列分の横幅サイズにすればご新居にも問題なく搬入・設置できるとのことで、そのようにリサイズさせていただくことになりました。
また、なるべく元のタンスの部材を活かしてほしいともご希望いただきました。
そこで、本体も分解・加工してできる限り使用することに。
このような引き出しタンスの横幅をリサイズするには、本体を一度すべて分解してから加工する必要がありますが、特に側板はその際に割れてしまうことが多くあります。（接合部がしっかりと接着せれているため）
お客様の大切な家具を最大限活かすべく、慎重に作業を進めていきました。
また、元は2列の引き出しだったということもあり、引き出しの箱が前板に対して中央についていませんでした。
1列にリサイズするにあたり、引き出しが片側に寄っていると違和感があるため、引き出し自体も分解して再組み立てすることになりました。
細かなところにも気を遣いながらリメイクさせていただき、完成はこのようになりました！
タンスがそのまま小さくなったような仕上がりです！ちなみにサイズは、W427になりました。元がW1270あったので約1/3の大きさに！
天板や下部の幕板もリサイズして活かしました。
同じような材料で同じように面取りをすることもできますが、やっぱりオリジナルは何にも代え難いですよね。
さて、先ほど引き出しの箱を組み直したという話を書きましたが、その際に新しくスライドレールも取り付けました。
スライドレールを付けたことで、奥の方まで引き出せるようになり、さらに抜け落ちも防止できるようになりました。
スリムになり、一つ一つの引き出しの収納力もアップしたタンス。
お客様のご新居にお持ちすると、まったく難なく搬入することができました。
ところで、「なるべく元のタンスの部材を活かしてほしい」とお客様からご希望いただいていましたよね。
そのご希望を叶えるべく、大きな引き出しの方からあともう2つ家具をリメイクさせていただきました。次回、そちらのご紹介をしますのでお楽しみに・
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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