整理タンスをご実家に。見た目そのまま上下分割して取り回ししやすく
婚礼家具の整理タンスを、上下分割できるようにリメイクしました。
「身の回りをスッキリしたい。家具はあまり持っていたくない。」と仰るお客様からのご相談でした。
婚礼家具は特に大型だから悩んでいて…とお客様。でも、”婚礼家具”という特別な家具を粗末にしてしまうのはどうしても気が引けて…と葛藤されているご様子でした。
何度かお電話やメールでやり取りさせていただいて、どうするのが良いかとかなりお悩みのようでしたが「使いやすくして実家の母に使ってもらうことにします」とリメイクのご依頼をいただきました。
さて、複数点の婚礼家具のうち、整理タンスと洋服タンスをリメイクさせていただくことになったのですが、整理タンスについては「見た目はそのままに上下分割できるようにしたい」とご希望いただきました。
5段引き出しの整理タンスは、W1060 D605 H1050とサイズが大きく、運搬するのも一苦労でした。
運び入れる場所によっては、取り回しができないということも往々にしてありそうです。
そこで、上3段、下2段で分けられるようにリメイクすることになりました。
お打ち合わせの際に、上下を分けてさらに横並びにして置けるように新しく天板や台輪を作ろうかというお話もあがったのですが、お客様がお母様ともご相談の上で「見た目がそのままになるように」とご希望いただき、分割するのみとなりました。
さて、こちらの整理タンスは引き出しと引き出しの間がこのように棚板で仕切られている仕様でした。
ということは、上下分割したらその部分には新しく棚板を付け直す必要があります。
完成された家具を分解して、新たな部材を足して、再び組み直す…この作業は全て一から作るよりも大変な作業となるのですが、元祖リメイク家具工房であるルーツファクトリーでは過去幾度となく行ってきました。
お客様からお預かりする家具に一つとして”同じ家具”はないので毎回苦労はするのですが、豊富な経験で培った技術は裏切りません。
今回も綺麗に分割リメイクすることができましたよ♪こちらがリメイク後の姿です。
はい、正面から見ると元とまったく変わりません。
横から見ても…
目を凝らさないと分割されたとわからないほどの自然な仕上がり！
上から3段目と4段目の引き出しは、新しく棚板を入れたことによりほんの少しだけ高さの内寸が小さくなっているのですが、その他は元とまったく同じように使うことができます。
元の婚礼タンスの形を最大限活かしながら、さらに使い勝手が良くなるようにした今回のリメイク。
無事に、お客様のご実家に搬入＆設置することができました。
やっぱり、タンスが一体型になっているのと上下分割できるようになっているのでは、取り回しのしやすさが段違いです！スムーズに納品することができました。
お客様のお母様にも、元の形をそのままにリメイクした婚礼タンスを喜んでいただくことができました。
さて、次回のブログでは、一緒にリメイクさせていただいた洋服タンスについてご紹介します。
こちらもお客様は「何にリメイクしようか…」と悩んでいらしたのですが、じっくりとお打ち合わせしてリメイク方法を決定しました。それでは、どうぞお楽しみに！
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
素敵に大変身！思い出の婚礼箪笥（婚礼家具）のリメイク実例をご紹介！
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