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「家具作りたいおっさん」のひとり言

「才能がない」じゃなく本当は「向き不向き」だから非常識を恐れずにのイメージ

「才能がない」じゃなく本当は「向き不向き」だから非常識を恐れずに

    

「才能がない」という言葉、ちょくちょく耳にします。この「才能がない」っていう言葉、あるひとつの分野や事柄に対しての適性の事だけなのに、まるでその人間すべての優劣を語るかのような印象を受けます。

「向き不向き」

実際はこっちです。人間にはいろんな特性があって、それがある事には非常に向いていてある事には非常に向いていない。その特性が極端であればある程「向き不向き」は大きく出ます。

はっきり言って「向いていない」事を頑張っても無駄です。

もちろん隠れた資質やまだ花開いていないだけの資質って事もあるでしょう。強く望めば自分の特性さえも変えられるかもしれないし、歳とともに変わっていく事もあるでしょう。

でも、例えばノコギリとカッターナイフ。どっちも切るものだし、刃物だけど適性が全然違います。切断というよりは削り欠き取るように切るノコギリと、まさに切断するカッターナイフ、どっちが優れているという事はありません。

切りたいもの、切りたい形、そう言った「状況」によって「向き不向き」が全然変わるのです。

なんでいきなりこんな事を言い出したかというと、この「向き不向き」をすごく強く感じる出来事があったからです。

昨日ルーツファクトリー淡路島工房に工房体験(面接を兼ねた実体験)に来てくれた女性がいるのですが、この人が非常に「家具づくりに向いて」いました。

今まで全然違う仕事をしてきて(今も違う仕事をしている)木工をやりたくなって、職業訓練校で1年学んだ人。木工の経験はそれまで一度もなく、ノコギリひとつ持った事なかったそうです。

その人は就職というよりも、本業があるので「空いた時間に手伝い」という感じで木工の現場に触れたいという希望なのですが、「本職で木工目指してもぐんぐん伸びるだろうな」と感じるくらい「向いている」人でした。

もちろん来てもらう事にしましたよ。たまにしか来れないけど非常に助かります。できる人が増えるのは非常にありがたいです。

「向いている」の理由というか要素というか、何を持って向いているのかというと、「対して苦労せずにモノができる」であったり「ひとつ知ったことからどんどん波状的に理解が深まる」とかいったような事です。

ある事をさらっと教えて、しばらく真剣な顔で格闘していて、数分後に様子を見るとなんとかひとつできていた。そこまでは普通です。

それがもう数分後に様子を見ると、格段に精度が上がったものがいくつもできていました。当初のスピードからいうと何倍も何十倍も早いし、クオリティも上がっている。

できたモノをよく見ると、より良い仕事をするための工夫もされている。やる毎にどんどん伸びていくのが間違いないタイプです。

つまり「伸びしろが半端ない」人でした。

もちろん逆のパターンもあります。何度教えても、まったく結果に繋がらない。数をこなしても良くなるどころか…っていうような悲しいパターンもあります。

このパターンは正直非常にツライです。僕だけじゃなく、お互いにツライです。

頑張っても頑張っても結果に繋がらない。「結果に繋がらない=成果が出ない」から誰の得にもならない。本人も楽しくない。というまさに悪循環がはじまってしまいます。

仕事は苦労して我慢してするものではないと思っています。だって罰や苦行ではないんだから。

楽しんで考えて成果を出してはじめて成立するのが「仕事」です。もちろん思い通りにならないことや、上手くいかない事もあるけど、根本は「楽しい方が良い」に決まってます。

「向いている人」が「向いている事」に「のびのび楽しんで取り組む」事ができればどんどん成果もついてくるのは当然の流れです。

ルーツファクトリーは(というか僕は)かなり特殊なところです。僕自身が極端な性格な為、向き不向きで非常に苦しんで(かどうかは良く分からんけどw)きました。

「当たり前のことが当たり前にできる」や「常識なこと」がなかなかできず、ずっとその事にモヤモヤしていたけど、それが「家具」という世界に出会って、「非常識」が「常識に囚われない」事でもある事を知りました。

「常識」では他と同じ、今までと同じコトやモノしかできないけど、「非常識」に考えたら全然新しい道があったりする。

もちろん「常識」になるにはそれまでの長い経験と理由があるので、それらを軽んじてはいけません。でも「なんでそうなったの?」まで突っ込んで考えて「じゃあそれ今は要らなくない?」と考えると、「そういうもんだから」という「当たり前」を簡単に破ることができる。

ルーツファクトリーはそんな事を真剣に考え、目指し、実践しているところです。

向き不向き。

自分の特性を生かして、当たり前を超えていく。そんなものづくりがルーツファクトリーのテーマです。

春が来てどんどんと面白い人財がルーツファクトリーに加わってくれています。ワクワクドキドキ、楽しみで仕方ないです♪

さぁ、でもまずはまだまだ山積みの、お待たせしている製作を進めなくっちゃ!!

ルーツファクトリーでは今、元気よく楽しく一緒に働いてくれる同志を募集しています。

これから淡路島は時期も最高でめちゃくちゃ楽しいですよー♪寮もあるから「試しに働いてみよう!」とかも大丈夫!連絡待ってまーす☆

「家具作りたいおっさん」阪井

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