とある企画の撮影で「つくる喜び」を思い出したのでそれを伝えたい。
とある企画でDIYの家具リメイクを教える機会を頂いて、ここしばらくその撮影や準備に追われていました。どうも、「家具作りたいおっさん」阪井です。この家具のDIYリメイク企画に関わって、新鮮な感動と、ものすごくたくさんの気づきがあったんです。
もう15年以上、気づけばそこそこ長く家具の仕事をやってきて、木工や家具のリメイクで自分や工房内で「当たり前」の事が、経験のない人にとっては全然当たり前ではないということ、忘れちゃってるんですよね。
ちょっと考えたら「そりゃそうだ」と分かるんですけど、でもやっぱり普段は忘れちゃってるんです。材料を正確に切るとか、穴を真っ直ぐ開けるとか、工具の使い方だったりとか、毎日仕事で家具製作に触れてる事で意識もせずしている数々の事が、昔の自分には全部めちゃくちゃ大変だったという事。
それを人に教えるとか、実際にやってもらうとか、その為にずっとつくってきた環境（工房）以外の場所でやるとか、そういう状況で向き合ってみると実に大変で難しい。正直びっくりしました。
教えながら自分自身の「初めての時」の事をたくさん思いだしました。大変だった記憶や、ひとつひとつその壁を乗り越えて問題を解決していったプロセスなど。そして何よりハッキリと思い出した（忘れているわけではないので再認識した？）のが
「つくる喜び」
でした。企画では僕は教えたりアドバイスしただけで自分でつくった訳ではないんですけど、それでも一緒に考えて悩んで感じて、という体験を共有して、それがカタチになった時の喜びはもう言葉にならない嬉しさがこみ上げてきて目頭が熱くなりました。
ルーツファクトリーでは「家具は使う人のためのもの」という考えの元、家具を製作したりリメイクしたりしていますが、「使う人のため」を意識しすぎるあまり「つくる喜び」の重要さを少し忘れかけていたなぁと思ったんです。
日々家具製作をしている自分達の「つくる喜び」は毎日感じているのでそれは良いのですが、このホームページをご覧いただいてるみなさん、「いつも楽しみに読んでます」といってくださるお客さんに、もっと「つくる喜び」を提供できたら良いな…なんて思ったんです。
Do It Yourself.
ご存知かと思いますが、DIYとは「自分でやろう！」という意味です。今回の企画を通して、ルーツファクトリーとしてもう少し「DIYの喜び」を「つくる喜び」をホームページをご覧いただいてるみなさんに伝えて、感じてもらえたらな、と思った次第です。
「とある企画」についてはまだしばらくお知らせできないのですが、お知らせできる段階になったらもちろんお知らせしますので楽しみにしていてください。今日はその企画を通じて再確認した「つくる喜び」の大切さと、それをもっと伝える事をしていこう。という所信表明です。
具体的には、ご家庭で自分でできる家具リメイクの方法や、家具修理の方法やコツなんかを「家具作りたいおっさん」流にお伝えしていこうと思っています。お楽しみに！
※もうすでにいくつか題材は考えてるんですけど、みなさんの「知りたい」が一番参考になりますので、こちらでDIYに関するご質問を募集しております。ぜひご質問を送ってください↓
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「家具作りたいおっさん」阪井
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